|Date:2025年8月18日 | Category:ビルの解体/解体工事 鉄骨造 |
定点観測
日がたつにつれて外観が変化していく様は面白いものです。毎日興味深く観察する近所の方もいます。建築現場の逆再生のようなものです。最後には何も残りません。
重機と地上との間に空間が無くなれば、階上解体は終了です。地上での解体作業時は大きめの重機に入れ替えることが多いのですが、狭い敷地のため引き続き小さな重機を使用します。
|Date:2025年5月12日 | Category:ビルの解体/解体工事 鉄骨造 |
ペンシルビルの解体工事は使用する重機が小さいため、人力での作業を頼りにする箇所が発生します。鉄骨の梁や柱の解体作業はアタッチメントの開口幅や切断力・破砕力で重機作業が決定されます。重機作業だけで困難な場合は、作業員に切断・ハツリ作業を手伝ってもらいます。
また、狭い建物の階上解体は、廃材の搬出方法も重要な検討項目です。地上部分に積込用の重機を設置し、搬出用の開口穴を設置することで糞詰まりを防ぐことができます。
ただし、廃材を利用して階下に移動することも考慮しないといけません。絶妙なバランスで廃材の搬出量を考える必要があります。
さらに、発生する廃材も1種類ではないため、選別する作業も必要です。屋上で選別して地上で搬出するか、地上で選別して搬出するかを都度考えなくてはいけません。

|Date:2025年4月28日 | Category:ビルの解体/解体工事 鉄骨造 |
重機の楊重作業は道路を使用して行う事があります。敷地が狭い階上解体の現場はこれに当てはまります。
今回はペンシルビルということもあり、更に検討項目が増えます。
クレーン車の選定・配置・時間帯から使用重機のサイズ・台数・アタッチメントの種類・人員の配置など、安全も考慮して決めていかないといけません。
決定後は警察に相談し、許可が下りればいよいよ揚重作業の開始です。何回も経験しましたが、毎回緊張します。
↓ 夜間作業で行いました。
重機がワイヤーで吊り上がり、屋上に上がれば一安心です。
狭い空間にどの重機を入れるかが一番重要です。これを間違えると後々段取りが大きく変わってきます。慎重に検討した結果、ベストな選択ができました。