|Date:2025年5月12日 | Category:ビルの解体/解体工事 鉄骨造 |
ペンシルビルの解体工事は使用する重機が小さいため、人力での作業を頼りにする箇所が発生します。鉄骨の梁や柱の解体作業はアタッチメントの開口幅や切断力・破砕力で重機作業が決定されます。重機作業だけで困難な場合は、作業員に切断・ハツリ作業を手伝ってもらいます。
また、狭い建物の階上解体は、廃材の搬出方法も重要な検討項目です。地上部分に積込用の重機を設置し、搬出用の開口穴を設置することで糞詰まりを防ぐことができます。
ただし、廃材を利用して階下に移動することも考慮しないといけません。絶妙なバランスで廃材の搬出量を考える必要があります。
さらに、発生する廃材も1種類ではないため、選別する作業も必要です。屋上で選別して地上で搬出するか、地上で選別して搬出するかを都度考えなくてはいけません。

|Date:2025年4月28日 | Category:ビルの解体/解体工事 鉄骨造 |
重機の楊重作業は道路を使用して行う事があります。敷地が狭い階上解体の現場はこれに当てはまります。
今回はペンシルビルということもあり、更に検討項目が増えます。
クレーン車の選定・配置・時間帯から使用重機のサイズ・台数・アタッチメントの種類・人員の配置など、安全も考慮して決めていかないといけません。
決定後は警察に相談し、許可が下りればいよいよ揚重作業の開始です。何回も経験しましたが、毎回緊張します。
↓ 夜間作業で行いました。
重機がワイヤーで吊り上がり、屋上に上がれば一安心です。
狭い空間にどの重機を入れるかが一番重要です。これを間違えると後々段取りが大きく変わってきます。慎重に検討した結果、ベストな選択ができました。
|Date:2025年4月14日 | Category:ビルの解体/解体工事 鉄骨造 |
屋上で重機作業ができるように、人力で解体していきます。
看板だけでも廃材で足の踏み場が無くなります。
塔屋の解体も人力作業です。
屋上の一部スラブも人力で解体します。
これで重機作業が一つ下の階から始めることができます。
いよいよ重機の楊重作業を行います。