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|Date:2021年3月11日 | Category:工事風景/雑記 |

木造アパート3棟の解体工事(北九州市小倉北区)

 
 
 
 
 
RC造3階建ての解体工事(北九州市八幡西区)

 
 
 
 
 
木造建屋・鉄骨造工場の解体工事(築上町)

 
 
 
 
 
 
木造・鉄骨造建屋の解体工事(北九州市八幡東区)

 
 
 

|Date:2020年9月21日 | Category:雑記 |

去年の韓国で起こった解体工事の事故の記事です。

「2019年7月4日、ソウル市瑞草区蚕院洞にある5階建て(地下1階)のビルの撤去作業中にビルが崩壊するという事故が起きた。ビルは道路に向かって崩壊し、30トン規模の残骸が通り掛かった車を襲った。この事故により女性1人が死亡し、3人が中軽傷を負った。事故が起きた建物は1996年に竣工し建てられたもので20年以上が過ぎた。 当該地域に生活施設を新たに建てるために先月29日から撤去作業が行われ、この過程で事故が発生。現在は警察と消防当局が工事関係者らを対象に事故原因の把握に乗り出している。」
こういった事故は海外での出来事でも心が痛みます。工事開始からまだ1週間も経っていない事故だそうです。この現場では地下1階の天井の撤去作業中でした。地下の天井とは地上1階のコンクリートの土間だと思われますが、土間を撤去しただけでこの様に倒壊することがあるのでしょうか。柱を傷つけない限り、建物が倒壊する恐れはない様に思われます。築20年程度のビルでしたが、老朽化による倒壊だったのでしょうか。通常では考えられません。

もし建物に欠陥があった場合、解体工法の如何に関わらず崩落する可能性はあると思います。手抜き工事の建物の上にさらに構造に影響を及ぼすような改築工事を行っていた場合、このような事故は考えられます。1995年に発生したソウル特別市瑞草区の百貨店崩落事故がそうでした。

解体業者は通常、工事の前に建物の調査を行いますが、手抜き工事を把握することは困難です。天井や壁、床材を剥がさない限り見抜くことはできません。施主や建築業者が事前に教えて頂かない限り、韓国ではこういった事故は今後も起こる可能性があります。日本では建築基準法に基づいて厳しく規制をかけているので、手抜き工事を行うことは難しいと思います。ただ、長い年月が経った老朽家屋などはどう壊れるか分からない場合があります。その際は注意を払って工事を行う必要があります。全ての建物が同じ造りではないので、一つ一つの工事の安全に対する意識が必要です。

 

|Date:2020年9月7日 | Category:雑記 |

建物を取り壊すきっかけは様々です。建物の老朽化もそうですし、引っ越しして空き家になる、土地を売却する、建て替える等がほとんどですが、もうひとつ大事なタイミングがあります。

それは、隣が更地になった時です。隣が更地になったら取り壊す時に非常に助かる場合があるからです。

 
商業地や道路の狭い密集地に建てられている建物は特に多い様に思われます。庭や車を停める場所がないと、重機やダンプが敷地内で作業できません。敷地いっぱいに建てている建物はほぼ該当します。

 
例えば、上の写真の様な場合、隣の建物同士が隙間なく建てられています。このような建物の解体は、人の手による手壊し作業がどうしても必要です。隣の建物を損傷させないよう、施工業者は工事を慎重に進めていかないといけません。廃材が飛散しないよう、解体足場を4面に設置する必要があります。たとえ重機が入っても、左右に建物があれば旋回作業に気を遣わないといけません。工事は手前から壊しながら奥に進めていくので、手前で発生した廃材を片付けながら奥に進まないと搬出車両が近寄れません。一旦全部壊して搬出しようとすると、どうしても廃棄物が混ざって手間暇が余計に掛かってしまいます。

 
隣の土地が更地になれば、そこにダンプや重機も入れるし、足場もコの字型になるので設置面積も減ります。左右に建物がないので片方の建物だけ注意すれば済みます。

とはいっても、お隣の土地の所有者に許可を頂かないといけません。事前にひと言話しておけば、自分の家の解体費を削減できることができるかもしれません。木造家屋に限らずコンクリート造や鉄骨造の建物でも同じことが言えます。ご自身の建物が密接して駐車場や庭がない場合は、考えてみられた方がいいかと思います。

 
 
 
 
 
 
 

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