海外のニュースです。ロシアはフルシチョフ時代に建てられた数千棟の5階建て団地群、愛称<フルシチョフカ>の解体・再建計画を進めているそうです。
(ネットニュースより抜粋)
<新聞「コメルサント」紙は、ソビャニン市長がウラジーミル・プーチン大統領との会談の席で、フルシチョフカの撤去計画について明らかにしたと伝えた。「コメルサント」によればこの計画ではおよそ8000棟の住宅、面積にして2500万平方キロメートルが撤去の対象となっており、これはモスクワの住宅基金全体の10分の1に相当する。計画が実行されれば1600万人が今住んでいる住宅からの立ち退くことになる。モスクワ市はこれらの住民には同じ地区または隣接地区で同等の広さの住宅を保障するとしている。 >
約8000棟のアパートの建て替えを検討しているようです。約1600万人が暮らしているアパートを解体して建て替えていくとなると、大変な計画です。フルシチョフカのアパートの欠点は、天井高が低い、トイレ・バスが狭い、壁厚が薄く防音対策がない等だそうです。間取りも小さく、老朽化による水道管の損傷や雨漏れなどの問題も発生しているそうです。
↓ モスクワ市内です。確かにアパートの様な建物がたくさんあります。これがフルシチョフカでしょうか。
緑に囲まれて暮らしやすい様にも見えます。日本の様に駐車場のスペースがあまり見当たりません。
解体工事も国によって施工方法が違います。爆破して壊す工法が顕著な例です。騒音や振動の基準値は日本で定められていますが、騒音や振動の規制自体が定められていない国があるかもしれません。排気ガス規制もそうです。廃棄物に関しても処分の方法は違っていると思います。もし海外で解体工事をするとしても、まずはその国の法律を学ばないといけません。ロシアでフルシチョフカの解体依頼がくればその時考えます(笑)
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このビルは不法投棄されているゴミが問題となっている建物でもありました。このゴミの片づけが終わらないと工事を進めることができません。
撤去後
建物の内装です。
大部分が水商売用の店舗として使われていたので、テーブルやイス、カウンターに加え、様々な装飾品で飾られている店内ばかりです。
↓ 8階から上は吹き抜けとなっています。屋上庭園のような造りとなっています。
撤去後
建物の内装です。
大部分が水商売用の店舗として使われていたので、テーブルやイス、カウンターに加え、様々な装飾品で飾られている店内ばかりです。
↓ 8階から上は吹き抜けとなっています。屋上庭園のような造りとなっています。
小倉繁華街ビルの象徴ともいえる丸源30番ビルは、鉄筋鉄骨造11階建て、外周は縦横約30メートルあり、丸源ビルの中でも市内で一番大きなビルでした。飲食店が約250軒入る丸源30番ビルは当時はたくさんのお客さんでにぎわっていました。
しかしそんな大きなビルも時代の流れと共に老朽化が進んでいきます。外壁のモルタルやタイルが剥げ落ちていき、機械や電気設備も定期的にメンテナンスをしないといけません。テナントの賃料で補えれば助かりますが、テナントが少なくなるとその維持費も大変です。元ビルのオーナーは、小倉の丸源ビルを売却することを始めました。そんな丸源ビルの解体のお話を頂き、施工することになりました。
このくらい大きな建物の解体依頼は街中ではなかなかありません。施工計画を綿密に立て、安全な工法でないと近隣に迷惑を掛けてしまします。官公庁への届け出、町内会長他近隣への挨拶周りと事前説明、電気・ガス等ライフラインの事前撤去、養生足場の設置やクレーンによる重機の揚重計画、廃材の搬出計画等、様々な事に一つ一つ安全を考慮した工法を選ばないといけません。
しかしそんな大きなビルも時代の流れと共に老朽化が進んでいきます。外壁のモルタルやタイルが剥げ落ちていき、機械や電気設備も定期的にメンテナンスをしないといけません。テナントの賃料で補えれば助かりますが、テナントが少なくなるとその維持費も大変です。元ビルのオーナーは、小倉の丸源ビルを売却することを始めました。そんな丸源ビルの解体のお話を頂き、施工することになりました。
このくらい大きな建物の解体依頼は街中ではなかなかありません。施工計画を綿密に立て、安全な工法でないと近隣に迷惑を掛けてしまします。官公庁への届け出、町内会長他近隣への挨拶周りと事前説明、電気・ガス等ライフラインの事前撤去、養生足場の設置やクレーンによる重機の揚重計画、廃材の搬出計画等、様々な事に一つ一つ安全を考慮した工法を選ばないといけません。